不思議小説一覧

舞台は、「魔法」がファンタジーから現実の一員となり十年が経った坪成三十五年、福岡の商店街にある「おぐら・魔具屋(まぐや)」というお店。
ものに宿り不思議な出来事を起こす妖精のようななにか、「オズ」。それが、魔法の根源であるとされています。
しかし、その研究はなかなか進んでおりません。
なにせオズができるのは、帽子の中に入ってふわふわしたり、時計の中に入って針を逆向きに回したり、ほんとうにほんとうに些細なことだけ。
つまり、地味なのです。
そんな地味なオズたちが住み着いた大小さまざまな品物を売り買いしたり、あるいは「持ち物にオズが住み着いてしまったひと」の相談に乗ったり。
「おぐら・魔具屋」の店員・輝屋(かぐや)まおは、そんなお仕事をしています。
文字数 120,347
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.02
不憫な人生を歩んで来た神楽美鎖子(かぐらみさこ)は中学生になってすぐ、男の子と2人で人命救助を行った。
その男の子は…中学生らしからぬ風貌をした三毛稜太郎(みけりょうたろう)というツッパリ(?)だった。
緩いリーゼントに小さな丸いサングラス、そして人気のないところではシュガーシガレットを咥えている。
けれど稜太郎という男の子を知っていく毎に…優しい?天然?可愛い?甘えん坊?駄々っ子?寂しがり屋?泣き虫?あざとい…!イヤイヤ期!?反抗期!?ハグ魔?!依存体質…?!
もしかして…赤ちゃん?
【稜太郎の軽〜いダイジェスト:1束】
「赤ちゃん」
「神楽さん、僕を見て」
「僕が守るから、美鎖子は僕のことを守って。そんな友達になろう」
【稜太郎の軽〜いダイジェスト:2束】
「僕は味方だよ」
「どうしてやろうかな」
「美鎖子と一緒にいることで僕の地球が周るのなら、これ以上嬉しいことは何もない」
「プレイヤイヤ期なの、駄々っ子なの」
⚪︎更新頻度未定
⚪︎近況ノートにて登場人物のプチ情報公開予定
*文体や内容、話数などが変更されていることがあります。あらかじめご了承下さい。
*この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
*この物語は何者をも貶める意図は一切ありません。
*この物語はいじめ・犯罪を容認・推奨するものではありません。
*この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
*この物語は自殺・自傷を肯定・推奨するものではありません。
*カクヨムでも連載中(カクヨムは先行配信)
文字数 238,920
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.03.10
所有者に幸運をもたらす聖装飾物なる品が存在するラクメイナ帝国。古代の頃に作られたとされる聖装飾物をたった一つでも手に出来れば、富を得て、愛に恵まれ、時に権力を、または英雄として名を残すと語られる。そのため、人々は大金を積み、それらをかき集めようと躍起になる。そんな人々のニーズに応えて、聖装飾物の鑑定、売買を行うのが調整師である。しかし、それは表の姿。運とは簡単にバランスを崩し人々に害を成す事もあるとは知られていない。故にその乱れた運をあるべき姿に戻し、また運にまつわる怪事件を闇に紛れて、解決するのも調整師の役目である。
そんな世界に生きる調整師シア・シエリー。彼女はかつて子爵家の令嬢として、領地で家族と共に慎ましく生きていた。多少の不満はあっても幸せな日々。だが、突然の悲劇によってすべてはあっけなく崩れ去る。死の境を彷徨うほどの不幸を経験した彼女は運を操る力を手に入れ、生還する。その力で最初にやるのは復讐か、それとも人助けか?
これは一人の少女が調整師になるまでの過程を経て、師匠ヴァノン・メイディーと共に様々な運にまつわる事象に関わっていく物語。果たして、二人が行き着く先は幸運か不運か…。
文字数 87,407
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.01
ある事情で村にいられなくなったボタンは、大きな城下町に向かいます。
村の婆ばの紹介でたどり着いたのは、『口入屋 ササメ』でした。
ササメは、特別な力を持つがゆえに村にいられなくなった人たちに、その力を活かせる仕事を見つけてくれる口入屋を営んでいました。
ササメは、ボタンにどのような仕事を用意してくれるのでしょうか?
ボタンの行く末をぜひご一緒に見届けていただけたら幸いです。
文字数 4,132
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.26
地上で死を迎えた魂は等しく海を越え、海の主の住む生と死の狭間にやってくる。
そこにある星海への扉をくぐると、星海にたどり着く。
魂は星海で星海の主により浄化され、星となって輪廻していくのだ。
海玉と呼ばれる星海への扉を開く鍵が何者かに奪われた。それにより海は氷結し、魂は海に還ることができなくなった。
ゼノとオリビアの息子・エリオットが失踪してから数年が経過した。
海が凍りついた日に海岸に倒れていた少女リスカは、ゼノとオリビアに拾われ、実の子供のように大切に育てられていた。
しかしその日々は突然変わる。
ある月食の日、潮の香りを感じたリスカは家を飛び出し、凍りついた海で水晶玉を持った青年と出会う。
そして彼と関わり、彼女は忘れていた大切な記憶を思い出した。
どこか不思議で、とても優しい物語。
毎日投稿、6/11完結予定。
文字数 5,894
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.28
自由奔放な友人、噂の探偵、変な神様や怖くない幽霊たちに振り回されていく。リアルにありそうでなさそうな話、なさそうでありそうな話。
――秋斗は自身が通う大学に、女性探偵がいるという噂を聞く。好奇心旺盛な友人に連れられ探偵の元へ行き、仕事をしているところを見せてもらうことになった。
今回の依頼は「最近様子がおかしい恋人が、危ないことに巻き込まれていないか調べてほしい」というもの。秋斗たちは探偵に同行し、ターゲットが受けている講義に潜入するが、そこで不思議な光景を目撃する。
文字数 105,175
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.29
父の遺品から見つけた「幸運銀行」の電話。野崎は運を操り人生を変えるが、父の不運の秘密と有限な運を知る。運を巡る選択は、世代を超えて続くのか? 謎と不気味さに満ちた物語が、あなたを待つ。
文字数 3,071
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.31
文字数 31,684
最終更新日 2025.05.30
登録日 2025.03.16
いつかの時代、どこかの世界にあるヴォルノースの森。全ての人が魔法の使える世界では、ニンゲン、動物ビト、妖精ビトなど不思議な人達が、様々な生活をしています。そんな森での何気ない生活風景を、過去も含めてどうぞお楽しみください。
※ サブタイトルごとの短編集です。
■ ヴォルノースの森と外観の図は下記URL。
https://ensouzansogo.blog.fc2.com/blog-entry-535.html
■ ヴォルノースの森の用語集は下記URL。
https://ensouzansogo.blog.fc2.com/blog-entry-536.html
文字数 103,263
最終更新日 2025.05.30
登録日 2025.02.24
「カガミや、カガミ。この藩で一番麗しいのは誰じゃ?」
今日もある藩の殿様は、側近のカガミに尋ねます。
「はい。それはもちろん、奥方様にございましょう」
カガミもいつもように答えます。
ある大きな藩の有能で人々からも慕われる殿様には、麗しい奥方様と姫君がおりました。
けれど、殿様にはある秘密がありましたーーー
秘密を守るために奔走する側近のカガミ。
この秘密のたどり着く先は……
文字数 3,546
最終更新日 2025.05.29
登録日 2025.05.27
「誰そ彼時になったら、あの四つ辻に行ってみなせぇ。どこからともなく担い屋台がやってきて、見世を開くんでさぁ。そしたら『この子の好物をおくれ』そう頼んでみてくだせぇ。きっと出してくれますぜ」ーーー
母を失ったことで声が出なくなってしまった子のために、喜助は、ある男から聞いた四つ辻の屋台へ向かいます。子の好物を食べさせることができれば、声が戻ると聞き、藁にもすがる思いで……。
子の好物とは何だったのか、四つ辻の屋台とは何なのか?
屋台に出会った喜助の物語りをぜひご一緒くださいませ。
文字数 13,245
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.20
そこは、
必要なひとだけが行くことのできる、不思議な喫茶店。
たぬきときつねがお出迎えする、ほっこり空間。
貴女もハーブティーを飲みながら、穏やかな時間を過ごしませんか?
文字数 25,298
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.04.29
「ほんのり怖い話」「クスッと笑える話」「ちょっぴり切ない話」など、日常から一歩はみ出したところにあるかもしれない、不思議で奇妙な話の短編集です。どの話も1,000文字程度と短いので、すきま時間にもサクッとお読みいただけます。毎日UPできるかは分かりませんが、題名通り100話になるまで頑張ります。
文字数 30,871
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.03.28
文字数 1,699
最終更新日 2025.05.21
登録日 2025.05.21
『誰かに伝えたい思い』を代書屋ヒイラギが承りますー
時間も場所も問わずに、必要なかたのところに届ける手紙を代書する不思議な代書屋のお話です。
見覚えのある花をどこかで見かけたら、ヒイラギの代書屋にたどり着けるかも知れません。
とある私鉄沿線にある『月見坂商店街』。そこを抜けた先に代書屋はあります。
ヒイラギが用意してくれるお茶とお菓子でくつろぎながら、手紙が届いた理由を一緒に読んでみませんか?
手紙を読み終えたら、月を見上げてみてください。今夜の月はどんな形をしているでしょうか?
文字数 70,088
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.04
気がつくと、自室から出られなくなっていた主人公、カイ。そばには謎の少女。
ーなぜだろうか、僕はこの人を知っている。でも僕は何も思い出せない。ー
少女は言う。
「あなたが『答え』を教えてくれたら、あなたはきっとこの部屋から出られるから。」
カイと少女は、お互いの『答え』を確かめる小さな旅に出る。
文字数 8,390
最終更新日 2025.05.13
登録日 2025.05.13
『フライング・コード ~遺伝子の胎動~』
「才能が目覚める時、運命の扉が開く。」
福岡で平凡な大学生活を送る天野清六。
ある日、彼の体に眠る「異能」が目覚め、日常は静かに崩れ始める。
突然訪れる激しい頭痛、脳裏に浮かぶ奇妙な記憶、
そして無意識に作り出してしまった完璧な料理。
その才能の正体を探るため、大分へと向かう清六。
そこで彼は、自分の過去と運命に繋がる秘密を追い求めることになる。
仲間たちとの出会い、謎めいた研究施設、
そして「才能」を巡る陰謀が彼を待ち受けていた。
「才能とは祝福なのか、それとも呪いなのか?」
科学と倫理が交錯する中で、清六は自分自身の人生を選び取るために立ち上がる。
血縁を超えた家族の絆、才能と自由意志の葛藤、
そして人間としての尊厳を守る戦いが始まる。
「才能が目覚める時、運命は試される。」
食文化と科学技術が織りなすサスペンスドラマ。
あなたもこの謎に挑む準備はできていますか?
*この小説は小説家になろうでも投稿されています。
文字数 122,271
最終更新日 2025.05.10
登録日 2025.04.04
目が覚めると、見知らぬ場所に立っていた。
色とりどりの棚が浮かび、そこには誰かの忘れ物が並んでいる。
主人公は、失ってしまった大切な記憶を取り戻すため、この奇妙な「忘れ物置き場」で選択を迫られる。
過去と向き合わせることで、彼が見つけた答えとは?現実と夢の境界が曖昧になる不安と謎の世界で、失われたものを取り戻す冒険が始まる。
文字数 14,203
最終更新日 2025.04.29
登録日 2025.04.29
GEMINI(人工知能)に<読むと幸運が訪れる不思議な物語>を考えるうように指示してできたものです。
人工知能使用が、問題であれば削除します。
効果は判りませんが、幸運を呼ぶ要因が仕込まれている可能性があります。
そのような気がしたら、他の人にも薦めてみてください。
文中、謎の字体が現れますが、原文そのままです。なぜ、それが出てきたかも謎です。
少し、面白そうでしょう? 興味があったら調べてみてください。
文字数 1,190
最終更新日 2025.04.29
登録日 2025.04.29
■導入部
「死んでて草、こえて花」
女子高生小説家、宮古島歩鳥は口ではそう言いながらも困惑していた。
まさか閑静な別荘地で悲惨な殺人が行われるなど、露にも疑ってなかったのだ。
同じ大学、同じ学年の女子大生五人組は、都内某所でルームシェアをしている。
彼女たちはそのうちのひとり、カイリが持つ別荘のある、割尾村へと訪れていた。
カイリの従姉妹である宮古島も誘われたのだが、一人だけ先に到着していた。
ある仕掛けを準備するためだ。
一方。
寂れた無人駅に降り立った彼女たちに、腰の曲がった老夫が呟いた。
「あ、今この村に来るってことは、若いのに結構情報リテラシー低いんスね」
怪訝そうな女子大生たちをよそに、老夫はニヤリとたらこ唇を歪ませる。
「一ヶ月くらい前に村で祀られてる祠が崩れてしまってぇ、洒落にならないくらい良くないことが起きてるんです。オカルトと片付けるには時系列の相関関係が明白なのでぇ、女の子が一人二人いなくなってもシラを切る体質が出来上がってるんスよ」
薄汚い黄色いパーカーを着た老夫は、一方的に早口で捲し立てると、「ア、スイマセン」と一言詫びて立ち去っていった。
思えばこのときから、犯人は牙を研いでいたのだろう。
そして事実、うら若き乙女の命は奪われた。
そしてその犯人は、おなじ別荘を訪れた残りの5人の中にいる。
魔女裁判、ここに開廷す!
文字数 40,427
最終更新日 2025.04.15
登録日 2025.03.23
他サイトにて3つのレビューを頂戴しましたm(__)m 赤ちゃんの妹にお母さんを取られてちょっと寂しいめいちゃん。「夕立があるから傘を持ってね」とお母さんに言われたけど、素直になれず置いてきてしまいました。
案の定、下校時に夕立が! 困っためいちゃんは大きな木陰に飛び込みます。
すると「お茶でも飲んでいかないかい?」と。声の主は手の平位の小さな小さなおばあさん。木陰には、かたつむりハウスの雨宿り屋さんが建っていたのです。
雨宿り屋は不思議で素敵なことがいっぱい! さてどんな世界が待っているのでしょう?
1話約1000文字、全6話。
文字数 7,127
最終更新日 2025.04.11
登録日 2025.04.10
文字数 19,145
最終更新日 2025.04.11
登録日 2024.11.19
**『迷宮の鏡の中で』シリーズ**は、「洗脳」「沈黙」「虚像」「虚無」という四つのテーマを通じて、人間の選択と存在の本質を描き出す壮大な物語です。それぞれの章は、人間の内面に潜む矛盾や葛藤を深く掘り下げ、読者を心理的・哲学的な旅へと誘います。
最終章『虚無』では、選び続けることの呪いと、その果てにたどり着く静かなる終焉が描かれます。「助ける」とは何か、「選ぶ」とはどういうことなのか――。キャラクターたちが次第に「私たち」という一つの存在へと変質し、すべての境界線が曖昧になる中、鏡の破片が映し出す未来が物語に圧倒的な深みを与えます。
このシリーズは、選択の重みと結果の不確かさを通じて、人生や存在そのものに対する問いを突き付けます。最後に残る「虚無」は、意味の消滅でありながら、選ばなかったすべての可能性を映し出す象徴でもあります。
読む者の心に重く響く哲学的叙事詩、『迷宮の鏡の中で』シリーズは、ここに完結しました。
文字数 5,986
最終更新日 2025.04.08
登録日 2025.04.08