ADHD小説一覧

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佐倉 美月(さくら みづき)はこの春から大学に入学した1年生。
ADHD傾向があり、大切なことをうっかり忘れてしまったり、
つい言葉が先に出てしまったりと人間関係がうまく築けず悩んでいる。
家庭環境の不安定さと過去の孤立経験から、
人との距離感を掴むのが苦手だが、
英語が好きで英会話サークルに入る。
そこで出会った金髪の静かな2年の先輩、真島 璃久(まじま りく)は
家庭内であるトラブルを起こして以降、
「誰とも深く関わらない」と決めている。
何を考えているか分からない上、楽しんでいる素振りも見せないが
英会話サークルには律儀通っている。
「俺には誰かを好きになる資格なんてないんだ」
「…それって怖がってるだけですよね?」
無表情で寡黙だが、本当は繊細で優しい彼の内側に触れる度に
美月は璃久に惹かれていく。
君となら、自分の気持ち、上手く話せる気がする。
作者本人のカタルシス的な作品です。
あなたの、あの頃の気持ちに寄り添うような作品で
ありますように。
文字数 11,790
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.05.17
文字数 83,962
最終更新日 2025.06.10
登録日 2025.02.02
失敗ばかり。人の話は最後まで聞けない。すぐに走り出してしまう――
けれど、その“普通じゃない”生き方が、幕末の日本を動かした。
「オレは、止まっちゃいかん人間ながじゃ。誰かが、次の扉を蹴破らんとのう!」
幕末の風雲児・坂本龍馬は、現代でいうADHD(注意欠如・多動症)だったのかもしれない。
常識にとらわれず、未来を見据え、奔放に生きた彼の内面には、周囲には理解されがたい葛藤があった。
これは、ADHDという特性を持つ作者自身が、折れそうな心を奮い立たせるために描く、新たな坂本龍馬の物語。
泣いて、転んで、笑って、奔って――
その背中は、いつしか時代を切り拓く風となった。
「あなたの欠点は、きっと誰かの希望になる」
そんな願いを込めた、ほっこり・じんわり歴史フィクション。
『風を斬る男』――坂本龍馬、奔る。
風を斬る男 — ADHDの龍馬
風が吹く、どこまでも遠く
じっと座ることはできぬまま
心は踊り、視線は飛び回る
話の合間に揺れるまぶたの影
遠慮なく、言葉は鋭く刺し
耳はまだ聞かず、先を行く思考
退屈は毒、退屈は鎖
魂は自由を求めて疾走する
波のように揺れ、嵐のように駆ける
彼の心は止まらず、静まらない
誰も見ぬ未来を嗅ぎ分けながら
時代の風を切り裂く刃となる
欠点に見えるその性(さが)は
実は時代を動かす力の源
坂本龍馬、風を斬る男よ
君の疾走は未来を創る
文字数 82,587
最終更新日 2025.06.08
登録日 2025.06.01
2005年3月3日。これが、私がお母さんになった日であり、悠ちゃんの誕生日。
これからの人生をマイペースにゆったりと歩んで行って欲しいという意味から“悠”の字と、私の名前である桃花から一字とって、“悠花”と名付けた。
私の娘悠ちゃんは、人と少し違う発達障がいの女の子。今日も前向きに頑張ってます。
文字数 488
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.06.18
まだ発達障害という言葉が知られていなかった1980年代
その時代に生きた「私」は
「バカ」というレッテルを貼られ、笑われ、嫌われ
家族にさえ疎まれ
やがて自分が発達障害であると気付く
どんなに生きづらい世界でも
「私」の人生は続いていく
文字数 65,249
最終更新日 2024.02.17
登録日 2022.07.18
光魔法に憧れたあたしは光魔法使いとなるために勉強した。学校に入り、沢山の事を学んだ。しかし、毎年届く通知は『もっと高みを目指しましょう』。一年、二年、三年――気が付けば、あたしは下のクラスのまま19歳となっていた。スタート地点にも立てていない魔法学生のあたしは、いつか魔法使いとしてのスタート時点に行くことは出来るのだろうか。
文字数 110,365
最終更新日 2022.07.12
登録日 2022.03.01
鈴木健太は、小さな和菓子屋『菓子処ゆずや』の一人息子。
新聞社に勤めていたが、父親がアルコール依存症になり、会社を辞めて、故郷に帰ってきた。
会社員時代に自分が発達障害のADHD(注意欠陥多動性障害)だと分かった。
精神障害者保健福祉手帳3級の30歳。
家業の毎月の支払いに頭を抱えながら、なんとか売上げを伸ばそうと必死で働いているうちに、自分がキャラクターになって話題作りをしようと思いつく。
この物語は、ドジでのろまでおっちょこちょいなさえない男が、『赤橋のゆべ氏』というキャラクターになり奮闘した記録である。
全20回です。【完結済】
文字数 24,214
最終更新日 2021.10.12
登録日 2021.09.23
発達障害(ADHD)の私は、国語辞典を愛している。
ある日、古本屋で長い間探し求めていた国語辞典を見つけた。
買って帰って読んでいるうちに眠くなり、気づいたら林の中にいた。
その林の中で私は1人の老紳士と出会い、生きていく上で大切なことを学ぶのだった。
文字数 1,444
最終更新日 2021.09.09
登録日 2021.09.09
「俺の歌で歴史を動かしてやる!」
と故郷を出た吟遊詩人の少年ラッドは盗賊魔法使いに襲われた。
助けてくれたのは呪歌使いの少女リンカと弟子のトゥシェ。
呪歌は魔法より凄い超魔法だが、リンカは音痴のせいで失敗ばっかり。彼女の音痴を矯正する為、ラッドは行動を共にする。
盗賊魔法使いは国際テロ組織のメンバーだった。組織はラッドを誘拐し、仲間の釈放を要求する。
ラッドは自力で脱出しようと機転を働かせる一方、リンカは救出に向かう。
そんなテロ組織のアジトにはドラゴンが迫っていた。
発達障害を抱えた少年少女が特性を乗り越え成長する物語。
文字数 174,063
最終更新日 2019.06.06
登録日 2019.04.21
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